6月16日14時藤沢市民会館第2展示ホールにて、母校の東日本大震災支援活動の中心的活動をされている西田邦昭副総長に講演をお願いしました。
2年3カ月を振りかえりますと、震災当日の帰宅困難者への対応、卒業式、入学式1カ月遅れ。5月に入り学生より自分たちのできる事したいと申し出があり、林業実習でお世話になっている陸前高田市へ申し入れたところ、6月に拠点として「炭の家」を提供をいただいた。収容人数が15名の為夏休み5回秋休み1回4泊5日で現地へ。昼間はがれき処理、夜地元と交流、更にディスカッション。現地の惨状には初日ショックそこからのスタートでした。
現地はなかなかボランテア受け入れないが、立教生の校風しなやかさが受け入れられたと思います。現地は田んぼにピアノ・船・ダンプカーと流されてきた大物がれきの他、手作業でのがれきも多く、手作業でつなぐ精神で続けた。1回の作業は小さいが続けることで1年後は一変した。
別添戸羽市長からの手紙是非読んでほしい。「みなさんは東北の人間は辛抱強いと言われるが・・・・日中は元気だが夜一人になると泣いている。忘れられると元気がなくなる。忘れないでほしい息の長い支援お願いしたい。」
市民の10名に一人亡くなっている。ソフトな口調でわかりやすく話される副総長のお話しに一同聞きいる。さらにいろいろな支援として、野球部が昨年夏休みに陸前高田へ、ラグビー部は釜石に入り交流。各学部単位現地入りして交流通じての」支援活動のお話も。
今年に入っては本学への530名の留学生の一部と、これから留学する学生が沢山の応募から何回かに分けて現地入りして交流を通じてのボランテア活動を昨日(6月15日)から開始している。
2年間振り返って大したことはできませんでしたが、がれき片付けだけでなく学生が現地入りし交流する事によりお年寄り子供が喜ぶ。本校はリベラルアーツの精神で、人間とは、社会とは、苦しみの中にいる人の中に入って学ばせていただく期間でした。
現地入りするには当初は夜行日帰りでしたがきつい。新幹線だけで往復26000円。一関からチャーターでお金がかかるので未来計画から補助してきましたので一層のご理解ご協力お願い申し上げますと結ばれました。