3月23日、花曇りの朝、22名(男14名・女8名)で大磯駅に降り立った。今回はボランティア協会の斎藤直人さんの歯切れの良いよく通る声のガイド付きウオーキングだ。大磯駅は東海道線横浜~国府津間の延長工事の際、松本順(順天堂医大の前身を作り、健康のための海水浴をすすめた人)が伊藤博文に働きかけ、明治20年に開設された。震災で崩壊、翌年再建された駅舎には広告がなくすっきりしている。大磯には明治時代の政財界に名をつらねた伊藤博文、西園寺公望、山形有朋、陸奥宗光、大隈重信、井上準之助などの別荘があった。駅前の愛宕山には岩崎邸の別荘と澤田美喜記念館がある。立派な建物も時間の経過と共に無くなったり、マンションに建て替えられている所が多かった。気候温暖風光明媚、長い海岸線に黒松が多く植えられて、空気が清々しく思わず深呼吸したくなる。以前サナトリウムがあったのがうなずける。